Learning Design Lab. ラーニング デザイン ラボ
#地球と人間学

「地球」のメカニズムに興味を誘うQ&A

プラネット・ラボ カード

この『プラネット・ラボ カード』は、惑星としての「地球」をひも解くツールです。子どもが抱くような素朴な「問い」のほか、地球温暖化や自然災害などへの「問い」があり、惑星・地球についての探究的な知識を増やしながら、同時に地球に関するイシューへの関心も育くむ内容です。

学びのポイント

  • 天候や海洋、地球史など地球についての知識
  • 太陽や月、暦など、宇宙における地球のこと
  • 地球温暖化や自然災害など、知っておくべき社会イシューについて

対象:小学校 高学年~


日本ではSDGs(持続可能な開発目標)についての認知度は高いものの、行動に移す人は環境先進国のスウェーデンやドイツと比べて低いという調査結果があります。そんななか、この『プラネット・ラボ カード』は地球への興味を持ち、行動を起こすきっかけとなるかもしれません。

ここに書かれているのは、「地球」への興味を誘うQ&A形式の情報です。天候や海洋、地球史、自然災害、地球温暖化などさまざまな知見がコンパクトにまとまっていて、短い時間で学び、考えることができる内容となっています。

コンテンツの元になっているのは、杉並区教育委員会が主催した「すぎなみ大人塾2019総合コース」の『プラネット・ラボ』。これは「ラーニング・デザイン・ラボ」(以下、LDL)が企画に関わってきた社会教育プログラムで、各界の専門家8人の知見を通して「惑星としての地球」についての興味を引き出し、現在の「社会イシューとしての地球」について考えるきっかけとなるよう構成しています。その教育プログラムの知見をより多くの人たちに共有することや、小学校での授業活用なども目的として、本カードが製作されました。

学び方

カードは全部で7種類あり、プラネット・ラボでの講座ごとに色分けされています。

各講座ごとに5つの「問い」が抽出され、カード化されています。

  • 『ウェザー・リテラシー ~空をよむ~』武田 康男先生(気象予報士/空の探検家)
  • 『海が地球を回してる? ~海をよむ~』保坂 直紀先生(サイエンスライター)
  • 『地球史 ~46億年のタイムトラベル~』本吉 洋一先生(国立極地研究所)
  • 『星くずから地球そして月へ』小久保 英一郎先生(国立天文台)
  • 『太陽と月と地球の動き ~暦の正体~』片山 真人先生(国立天文台 暦計算室)
  • 『イシューについて考える[地震災害]篇』矢守 克也先生(京都大学防災研究所)
  • 『イシューについて考える[地球温暖化]篇』江守 正多先生(国立環境研究所)/岸 由二先生(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング代表理事)

カードは手のひらサイズの大きさで、答えの面に書かれた情報もコンパクトにまとまっているため、惑星「地球」のことを気軽に読み深めることができます。また、興味がある部分からランダムに読むこともができ、各講座を担当した先生の名前が末尾に記載されているので、さらに学びを深めたい場合に本やインターネットで情報を得る手掛かりにすることができます。

カードから得られる具体的な学びは、例えば次のような内容です。

<Q.星くずから生まれたものはなに?>という壮大な問いのカードの裏には、「A.私たち(人間)」という一見すると意外な答えが書いてあります。解説を読むと、「星が死を迎えるときに、人間の材料となる酸素や炭素などの元素を宇宙にまき散らしたことによる」とあり、これは国立天文台の天文学者・小久保英一郎先生の講義内容からの知見です。

ほかにも、<Q.日本の梅雨は、外国のとある山脈の影響で発生します。それはどこにある山脈?>、<Q.地球を直球30cmのボールだとすると、海の深さはどのくらい?>、<Q.地球以外の惑星でもオーロラは見える?>、<Q.1秒ってなに?>など知的好奇心が刺激されるさまざまな問いがあります。

また、全35枚のカードのうち3分の1は、現代を生きる上で向き合うべき「自然災害への心がまえ」や「地球温暖化に関する知識」などが取り上げられているので、SDGsを学ぶ学校の教室や、防災知識を共有しておきたい家庭内でもご活用いただけます。


宇宙飛行士でもない限り、一生を地球の上で暮らしていく私たち人間。間違いなく大切な自分の惑星であるにもかかわらず、実はあまりよく分かっていません。ちょっとした時間でも読むことができる『プラネット・ラボ カード』。この35枚のカードを気軽に眺めてみることで、今までよりも少しだけ地球を知ることができて、さらに知りたいことや行動したいことが見つかるかもしれません。

下記URLからPDFをダウンロードして、自分でカードを作成することができます。表面に「問い」、裏面に「解説」というシンプルな作りですので、これらのカードを使って、かるたのような遊びや、5つのカードを選んで絵本のようなストーリーを作ってみるなど、オリジナルの「学び方」を見つけてみてください。

紹介したカードゲーム

プラネット・ラボ カード

印刷データ①(7.5MB)、印刷データ②(5.7MB)、カードの作り方(64KB)

掲載日

執筆:LearningDesignLab編集部

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